「ネパールヒマラヤ」シリーズ 18

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ハッセルブラッド503CX ゾナ-150o

午後のギャチュン・カン(7,952m) 
      クーンブ山群(ゴーキョ・ピーク)から

キャノンEOS1N EF-100〜300o


 エヴェレスト展望地・カラパタール(5,545m)も厳しいながらも素晴らしい巨峰群の大展望地である。
カラパタールへのコースと匹敵し、クーンブを代表するエヴェレスト展望地としてゴーキョ・ピーク(5,360m)がある。
 静寂なゴーキョ((4,750m)へはエヴェレスト街道を離れて牧草地や高原、いくつかの氷河湖のほとりを歩きながら宿泊地終点のゴーキョへと、雄大な展望を眺めながらゆっくり登って行く。ゴーキョ((4,750m)からは8,000m近い山稜や氷河湖、後日に峠越えするレンジョ・パス(5,340m、エヴェレスト方面の三大展望峠の一つ)などの眺めも素晴らしい。

 ゴーキョ・ピーク(5,360m)からは、エヴェレスト(8,848m)、ローツェ(8,516m)、マカルー(8,481m)、チョーオユー(8,201m)の8000m巨峰四座、さらに怪峰ギャチュン・カン(7952m)をはじめ6,000m〜7,000mの峰々の大パノラマが望まれる。
ゴーキョ((4,750m)からゴーキョ・ピーク(5,360m)へは夕方の撮影にゆっくり登って2時間30分ほどかかる。

 怪峰ギャチュン・カン(7952m)は、エヴェレスト(8848m)の北西21.5km、ナムチェ・バザールの北33km、中国チベットとの国境稜線上にある。北のチベット側にギャチュン氷河、南のネパール側にゴジュンパ氷河が流下する。
 山名はチベット語で、「ギャ」は「幅」とか「範囲」、「チュン」は「小さい」、「カン」は「氷河、雪山」を意味し、「小さい範囲の氷河(雪山)」という説と、「ギャ」は数字の「100」、「チュ」は「水、谷」を意味し、「100の谷の源をなす雪山」という説もある。