ワシントンD.C.の旅 5日目

最終日の過ごし方
 ワシントンDC発の飛行機は12時ごろ発で、ワシントンDC市内からダレス空港まで余裕をみて1時間かかるので、さすがに観光してる時間はありません。
 出発前に、最終日を有効活用するためプランを練ってみたのですが。。。というのも、利用するダレス空港のそばに、スミソニアン航空宇宙博物館の別館であるスティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センターがあります。エノラ・ゲイやコンコルドなどみてみたい飛行機の展示があったのです。
 だったら、最終日の飛行機にチェックインして荷物を預けた後にちょっと見にいけないかななどと思ったのですが(Webを検索してたら大きな荷物を置く場所もないようなので)、スティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センターにタクシーが常駐していないとのこと。空港とその施設を結ぶバスもそう本数がないようだし。無理をするのはやめて、出発までの2時間弱の時間をショップやファーストフードでつぶしました。

 ダレス空港はすっごく広い。無駄に広い。結局またスミソニアンの空港内のショップでお土産を買って、手持ちのドルを使い切りました。

 飛行機は往路より息子もよく眠っていたし楽でした。そして日付変更線を越えて予定より1時間ほど早く翌日14時すぎに成田到着したのでした。

●お土産
 人の買い物につきあうのが苦手な人たちばかりなんです、うちの家庭は。なので、旅行にいってもあまり買い物しません。それでも、いくつかお土産を買ったのでご紹介します。(チープなもんばっかだ)

 スミソニアンの図録類も英語版ですが安かったです。重いので3冊にしておきましたが。鉱物のカタログはオールカラーで360ページ、索引もしっかりしていて$19ほど。とにかくミュージアムショップものは日本で買うよりも安めに感じました。

 これは息子が友達に配っていた鉛筆で1本$3。半分が鉛筆で半分が透明の管。管の中には細かくきれいな色の石がたくさん入っています。


 スミソニアンのロゴ入りTシャツ、布製バッグなどは$18〜$20ぐらいでしょうか。家族へのお土産に買いました。大人への配り物としては、スミソニアンの缶入りミント$3.5が喜ばれました。これは空港のショップでも売っています。NASA?の宇宙食を買っている人もいますが、日本でも科学博物館などで絶対売っているので、わざわざここで買わなくてもいいと思います。買って帰っても、ばらばらに崩れてしまう可能性大ですし。

 ちなみにスミソニアンのショップでは税金がかかりません(空港は除いて)。後日クレジットカードの明細をみたら、ショップでの買い物は「募金」として処理されていました。

 ナショナルギャラリーでは、ロスコやドガなど好きな作家のアートパネルをたくさん買いました。A4サイズほどで1枚$11.95。木のパネルに直接プリントされているので額にいれなくても壁に飾ることができて便利です。これはナショナルギャラリーで買った、Sunprint Kitという感光紙のキット。


 説明書の絵もかわいい。


 ワシントンDCのダレス空港には、スパイ博物館のショップもありました。この博物館は行かなかったんですよね。でもショップをみたら楽しげなものが売っていて、ここもいっておけばよかったとちょっと後悔。

 SafewayやYes! Organic Marketというスーパーマーケットで、お菓子やお茶、台所用雑貨などを買いました。
『スーパーマーケットマニア アメリカ編』森井ユカ /講談社
という本など目を通しておくと現地でより楽しめるのではないかと思います。




おしまい
 というわけで無事旅行を終えました。
後日、知り合いからのおかえりメールをもらって、あることに気がつきました。メールの内容が、
「ニューヨークどうだった?」とか
「ボストン楽しかった?」とか、
正確に私の行き先を覚えていないんですね。ちゃんと言ったのに。つまりアメリカの東海岸とえば、NYやボストンに行くと決まっていて、観光地としてのワシントンDCの認知度は低いということなんですね。夫の会社でも周囲の関心は低かったそうです。息子の友達のお母さんからは「スミソニアンという学校に語学研修しにいったの?」などと聞かれました(笑)

 でも、楽しかったですよ! 
 4年前に友達家族の手配で10日間タイに行きました。そのときは観光もせず、同じホテルに5泊ほど滞在して、のんびりプールで泳いだりビーチサイドでまったりしたりして過ごしました。ビーチ以外なにもないようなところでした。(カオラックというその後、津波で日本でも有名になった場所です)
 今回の旅行はビーチがミュージアムに変わったぐらいミュージアムしかないようなのんびりした旅行でした。さすがにデッキチェアーはなかったので、レジャーシートぐらいはもっていけば良かったかもしれません。
 そのミュージアムも、質のいい作品を肩の力を抜いて気軽に、しかも無料で楽しめたのですから最高でした。
 
 またできれば来年も海外のミュージアムに行きたいと思います。まだまだ息子中心なので、たぶん自然史博物館のあるあの都市を検討中です。


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