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「日本の山」シリーズ 94

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積乱雲高く(甲斐駒ヶ岳2,967m)
         
           北岳(南アルプス北部)から

ハッセルブラッド 500C/M   ゾナー 250o

 夏季の南アルプスは朝方は比較的、晴れ間で周辺の山稜を望むことができる。しかし、山梨県などの平地は日の出と共に地熱が高く激熱の影響により山岳地帯は霧が発生して早々に周辺の山稜の展望が見えなくなる。一日中、展望がなくなることは多い。撮影者なかせである。

 この日は、朝方の霧で展望がなかった。夕方に突然に霧が晴れ始めた。
そのうちに甲斐駒ヶ岳方面も霧で見え隠れをした。甲斐駒ヶ岳山頂をかなり高く超える積乱雲が乱舞していた。雲に当たる西日が徐々に低くなるに従い色づいてきた。
 甲斐駒ヶ岳に比して雄大に色ついた積乱雲に圧倒されながらシャッターを押し続けた一枚です。