ハッセルブラッド 500C/M プラナー 80o
晴れ間を鳩待峠からヘッドライトを頼りに至仏山(2228m)へ登った。(注意:現在は鳩待峠〜至仏山〜山の鼻間の残雪期は入山禁止である。この作品は入山開放期に撮影したものです。)
夜明けの頃の小至仏山(2162m)からは通常と異なる展望であった。尾瀬ケ原は雲海の下部に隠れて見えない。東方、日の出方面の雲海上の先にはひうちヶ岳(2358m)の大きな黒い姿を現していた。
通常では見られない雲海上の尾瀬名峰に心が躍りドラマが始まった。。暁時の日の出が近づくに従って周辺は徐々に明るくなった。日の出瞬間のクライマックスにはシャッターの連続音であった。
日の出後、どの位の時間が過ぎたのだろうか。陽光が昇るに連れて尾瀬ヶ原上の雲海は少しずつ薄くなり、ついに明るい尾瀬ケ原が現れた。
夜明けからの変化多い自然のドラマを見させてもらった。