HOME
「日本の山」シリーズ 51

TOP

ハッセルブラッド 500CM   プラナー 80o

冬晴れの遂(ヒウチ)ヶ岳(2358m)
         
           ミノブチ岳(尾瀬)から

 積雪期の尾瀬は、春夏秋の3シーズンとは様相はかなり違う。原っぱ、尾瀬沼や川、木道が雪の下にすっかり埋まってしまう。
このときの尾瀬沼への入山は、大清水までは戸倉からタクシーでいくことになる。大清水から三平峠へはt夏道は埋まっているので途中から左側の冬道を行くことになる。雪が深くので山スキーにシールを着けて三平峠を目指して登る。三平峠からは積雪量にもよるが雪の積もった白銀平原の尾瀬沼上を山スキーで行くのも楽しいが積雪量の少ない時は避けたほうがよい。
このときは長英新道の樹林帯の中を登った。新雪の後は樹林から大きな落雪があるから注意を要する。しばらく登ると真白い尾瀬沼雪原が見える。着雪のダケカンバの巨木も美しい。急斜面を登った森林限界付近になるとミノブチ岳の肩の頂に着く。ここからは尾瀬沼周辺の眺望が良い。
つらい深雪のなかを登ってきたがめったにないこの積雪時期の晴天に恵まれたことは幸いである。
 
 この作品はここ周辺から綺麗に着雪した形のよいダケカンバとひうちヶ岳(2358m)を碧天のもとで撮影した一点です。このときも撮影できた喜びを素直に感じた。

ミノブチ岳での撮影後、さらに登って俎鞍(まないたぐら 2346m)、柴安鞍(しばやすぐら 2358m)へ登った。ここからの尾瀬ケ原、至仏山(2228m) の眺望も抜群に良かった。

輝く至仏山(2228m)
         
           ヒウチヶ岳(尾瀬)から

ハッセルブラッド 500CM   ゾナー 150o