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湧雲富士　
　　　　　　
　　　　　　　　　　　　七面山（山梨・身延）から

　日蓮宗総本山身延山久遠寺の奥の院の七面山(1982m)は、富士山の眺望がよく真西に位置している。春分・秋分の彼岸には、富士山山頂から太陽が出てその日射がご来光場前門を通って七面本尊に当たるとのこと。
　登山口から敬慎院経由して七面山山頂まで3時間半ほどかかる。

　この作品は四月時期の富士山を撮影した。午後の光線であるが大きく湧き上がった雲の中から突然残雪の富士山が現われた。迫力ある湧く雲と富士山は絶好のチャンスである。急いで撮影にはいった。
まもなく、富士山はこの迫力ある湧いた雲に隠れた。この日はついに富士山の姿は見えなかった。