「富士山写真館」シリーズ7
ハッセルブラッド 500CM ゾナー250o
富士山北東部には厳冬期積雪の忍野村からの富士山の写真は名高い。
忍野村からさらに高台へ行くと高坐山や二十曲峠の好撮影地がある。
この時期の日の出前の撮影はかなり冷え込みで、カメラ金属部に素手で触るとくっつきそうな感じになる。(氷点下20℃以下の厳冬期高山の金属部の素手接触は要注意)
凍えるような寒さのお返しに富士山の表情に変化が多い。今回も山頂付近の雲の流れ変化が早かった。最近見られない日の出時の濃い朱色の色彩変化に感嘆し、シャッターを押すのも忘れるほどであった。
激動の富士山に夢中に撮影し続けていたが終わって視界を外すと、周りの冬風景の静寂さにホッとし何ともいえない一時であった。