「カラコラム山脈」シリーズ.15
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ハッセルブラッド 500CM   ゾナー150o
紅雲巻くガッシャーブルムW(7.980m) 
    カラコラム・バルトロ氷河/コンコルディアから
 コンコルデイア到着の翌日夕暮れ時には昨日と違い快晴ながらも、ガッシャーブルムW峰山頂周辺に帯状雲が巻きついていた。
 太陽が沈む頃には、山腹中腹上部が白色から夕照に徐々に赤く色付き始めた。山頂周辺の雲が帯状や環型になったりして面白いように変化していた。
 周辺の足元の踏みつけている融雪も氷雪化して動くたびにバリバリと音をたてている。このような状況になると氷点下の気温も忘れ、陽が低くなるほどにカメラシャッターが早くなる。
山頂の残照も消えて周辺が暗くなり、撮影機材を片付ける頃には昼間の温かさと違って、急に氷点下の寒さに身震いした。

 今日もコンコルデイアからの8,000m 7,000mクラスのカラコルム山脈に囲まれたすばらしい展望を観られることに感激している。このようなキャンプ地にいる自分は幸せものだと只々感謝するばかりだ。

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