「ネパールヒマラヤ」シリーズ 10
夕照のアマ・ダブラム(6,856m)
クーンブ山群(タンボチェ)から
ナムチェ・バザール(3,440m)から尾根上を登ると展望は開け、タムセルク、カンテガ、クスム・カンを眺める山道にはいる。支尾根を回り込むとアマ・ダブラムが現れ、さらにエヴェレスト、ローツエ、ヌプツエ、タウツエと姿を見せる。トラシンガ村を通り抜けドゥド・コシの川へ250m下り続けるとドゥド・コシに着く。木橋を渡ると2軒のロッジがあるブンキ・テンガに着く。
ここからタンボチェまで標高差670mの長い急坂を登る。やがて視界が開けると再建されたチベッ仏教総本山タンボチェ・ゴンバのあるタンボチェ(3,860m)に到着する。
ナムチェ・バザールから5時間半程歩き、タンボチェに着く。
タンボチェ(3,860m)の標高は日本の最高峰・富士山(3,776m)より高い場所である。
アマ・ダブラム(6,856m)はエヴェレストから15km、ナムチェ・バザールから16km、イムジャ・コーラ上流の左岸に位置する。世界の名峰に相応しくタンボチェ・ゴンバやポルチェ村からのヒマラヤひだが美しい。
アマ・ダブラムの名称の「アマ」は「母親」、「ダブラン」は「首飾り」の意味である。
この東南東2kmには娘のプマ・ダブラムがある。