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安らぎの山里 ソーリオ村(スイス)〜2

 ソーリオを訪れて安らぎ、静寂な感動をいただきました。何年後かさきにも再びこの山村を訪れたいです。

その時も今と変わらないことを祈って・・。

 昨年(平成21年)6月末に私たち一行はヨーロッパアルプスの撮影でイタリア、スイスを巡りました。
 ベルニナ山群の撮影後、スイス・サンモリッチから専用バスでマローヤ峠を越えてソーリオ村を訪れました。

ソーリオはスイス・エンガディン地方のブレガリア谷にありイタリア国境に近い小さい村です。

 二日目は、日の出前に村の裏の高台への坂道を登りました。

ここからはソーリオ村、教会とピッツ・パデーレ・シオーラ山群を一望に眺めることができる展望地で撮影しました。

旭日が山群の山頂から照らし、薄いピンク色から徐々に濃くなり、そして色が消えていき、カメラを押すのも惜しむように変化しました。

 そのハーモニーが村や教会、牧草地を朝のやわらかい光でひろがっていきました。

静かな空間に小鳥がさえずりはじめ、周辺もやさしい緑鮮やかな一日のスタートでした。

三日目は、村外れ奥の山道から静寂な闇夜をヘッドライトで照らしながら登りました。

展望地からは昨日の目の前にあったソーリオ村や教会が右側遠方にあり、ピッツ・パデーレ・シオーラ山群はかなり近くで眺められた。

今朝も、昨日のように朝のやわらかい光でひろがり美しいスタートでした。

 昼間、石畳小道を歩くとスレート屋根家屋のベンチで日なたぼっこしている老婆たちや牛、羊、鶏の放し飼いや薪ストーブの使用、井戸の美味しい水の流れの情景に会いました。

教会からの山々も穏やかな景色でした。

ささやかな小さな山村の情景ですがピッツ・パデーレ・シオーラ山群の大きな景色に見事に融けこんで調和されていました。

私たちは便利で文化的な生活や使い捨て生活に慣れています。

自然の空気・水・土や草木を直に肌で感じることで教えられることが多くあります。

不便でも少し我慢をして環境を守ることやもっと大切な物を守ることを問われています。

本当の意味での豊かさは何かを私たちは考える必要があります。

 ソーリオ村の美しい情景を眺めていると時間がゆっくりと流れていきます。

 ハッとした時に幼い頃の日本山村の風景と重なり合い、不思議な時間を超える感慨深いものでした。
シオーラ岩峰群

三日目の展望地からの
下部にボンド村が一望

村外れ奥の山道からソーリオ村

三日目の展望地下山途中からのソーリオ村が一望

三日目の展望地下山途中からのソーリオ村が一望

二日目の展望地途中からのソーリオ村が一望

村外れ奥の山道からソーリオ村

村外れ奥の山道からソーリオ村

三日目の展望地に設置してある下部ボンド村の案内板
井戸の美味しい水の流れ

教会近くにある井戸

建物の門から不思議な情景

村のレストラン近くからの教会

教会横小路からのピッツ・パデーレ・シオーラ山群

村の一画にある井戸

日なたぼっこのお年寄り

レストラン入口の花畑

お店入口の飾り花

 ソーリオ村の昔からのスレート屋根と石造り壁と石畳み小路がそのまま生かされて素朴に生活している情景↓↓

レストランテーブルのビールと飾り花

村はずれの野菜畑

村はずれの人家

・・・ ソーリオに咲いていた山野草の花↓↓ ・・・

ピッツ・パデーレ・シオーラ山群とソーリオ村を望む

ソーリオ村―2

ソーリオ村―2

ソルダネラ・アルピナ(イワカガミダマシ)

ホルミヌム・ピレナイクム

スカビオサ・ルキダ(マツムシソウ属)

アネモネ・ナルキスシフロラ(ハクサンイチゲ)

トラスピ・シルビウム

タンポポ属の花穂

センペルビブム・モンタヌム

トロリウス・エウロバエウス(キンバイソウ属)

Coda de leuf ghiela

ヤマブキショウマの一種

ピッツ・ディ・バンニ峰
ピッツ・パデーレ峰
井戸の美味しい水の流れ