飛騨 簗谷山

行った日 : 2003年5月17日(土) 薄曇り

メンバー : 会社の同僚 3名

場所  : 簗谷山(やなだにやま)(1213m)
      国道41号線 → 国道256号線 → 県道86号線 


9:07
9:47/9:55
10:50/10:57
11:02/11:40
12:23/12:30
13:05
登山口
最初の尾根
山頂
岳美岩
子鹿の涙滝
登山口

通常なら国道41号線飛騨金山町から 国道256号線に入るか または逆の東海北陸道郡上八幡から  国道256号線に入る。

我々も、美濃加茂市から県道63号、58号を経て国道41号線経由で行くつもりであったが、 途中でカーナビが別のルートを示した。
「うん?」と一瞬思ったが、カーナビの示した方へ進む。
所々一車線になったり、対向車が来たらすれ違えないくらいの峠道もあったが、大部分は二車線の整備された道であり、 通行量も少なく非常に快適であった。
帰ってから地図で調べたら、県道58号関金山線の武儀町役場前を左折 県道63号美濃加茂和良線に入り、さらに上之保役場前から 県道85号金山上之保線を通り、金山町の町の中を通らず国道256号線に出る道であった。これで15分くらいは短縮できたようだ。


登り口

国道256号から今度は馬瀬川に沿って 県道86号金山明宝線に入る。この道も良い道だ。
馬瀬川第二ダムを過ぎしばらく行くと、大きなロックフィルダム「岩屋ダム」がある。
名古屋の水瓶とも言われ、我々名古屋市民は大変お世話になっており良く聞く名前であるが、見るのは初めてだ。

馬瀬大橋を渡り、金山の森キャンプ場を過ぎ さらに進むと左側に橋があって「簗谷山登り口」の看板が出ている。
橋を渡ると林道に入る。林道入り口には 真新しいバイオトイレが出来ていた。
10分ほど林道を進み終点が登山口となる。
駐車場は10台くらい停められる広さで、既に5台停まっていた。
登り口にはコース概要を示した案内板がたっている。


鮮やかな新緑

平らな石を並べた階段を上り始めるとすぐに野鳥観察小屋があり、その先で、左に『南尾根ルート(頂上まで2.7km)』と 右に『ぶなの木ルート(頂上まで2.3km)』に分岐する。
ぶなの木ルートから登る。高い樹が生い茂っているが、その割に明るい 気持ちの良い登り道だ。
途中 樹にはネームプレートが付けられており 初めのうちは一つ一つ確認しながら登っていたが  そのうちに、「あれ? 前のは何だったッけ」てな具合で とても覚えきれなくなってきた(歳のせいか??)。

しばらく沢沿いに上るが、やがて沢を離れ 登り口からゆっくり40分ほど登ったところで、尾根に出る。
振り返ると南飛騨の山々へ眺望が開ける・・・筈だが、残念ながら。霞んで あまり眺望は良くない。

しばらく快適な尾根道が続き、ぶなやいろいろな樹が新緑で被われ まぶしいような 清々しい道のりを歩く。

山頂広場

やがて主稜線に出て左折、ここも歩き易い道だ。しばらくいくと「南尾根ルート」からの登山道と合流し、 ギュっと登ると山頂。のんびり歩いても1時間40分で 頂上に着く。

頂上広場は、あまり広くないが、無料の望遠鏡が備え付けられており、周辺の山々を示す方位板がある。
しかし、やはり頂上からの見晴らしも良くない。御前山がかすかに見える程度で、白山、御嶽山、小秀山、 恵那山などは見えない。望遠鏡を、覗くのも止めた。

まだ、時刻も早いので 岳美岩に行くことにした。

岳美岩から 直下の新緑を覗く

↑ シロヤシオ ↓

南尾根コースに進路を取り、1分くらいのところに、岳美岩に降りる道があり、少し下ると岩の上に出る。

畳3枚ほどの広さで 下を見ると断崖絶壁。、前方は晴れていればさぞ素晴らしい景色だろうと思われる。
涼しい風が吹き抜ける。
下を覗くと鮮やかな新緑。
下山路方面には ところどころシロヤシオらしい花が 混ざっている。

ここで、早い昼食を摂ることにした。昼食を終えた頃 多勢の女性団体が 賑やかにやってこられたので、退散。

前半は、文字通りの尾根コース。道の両脇 アチコチにシロヤシオが咲いている。ちょうど一番良い時期のようだ。

尾根から下っていくと「子鹿の涙」という、黒っぽい岩の上をチョロチョロと水が流れ落ちる滝がある。
誰が名付けたか、かなり想像力豊かな人に違いない。

下りも、新緑に囲まれながら、写真を撮りながら のんびりの下山で、1時間半。 こんなにゆったりした気分で登るのも、また楽しい。
「こんな山がもっと近くにあったらいいなあ」と言いつつ帰路につく。

帰りは、馬瀬大橋から反対側に 7〜8km行った道の駅美輝の里の  美輝の湯で入浴。
ここは、露天風呂しかない。 入浴料300円はとても安い。

さらに時間が早いので、郡上八幡経由で帰途に。途中 郡上八幡の名水「宗祇水」をペットボトルに 一杯頂いて帰った。


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