各務原市 八木三山

行った日2003年9月23日(晴れ)
メンバー単独
場 所岐阜県各務原市鵜沼町
愛宕山(269m)、双子山(247m)、八木山(296m)
国道21号線 鵜沼西町交差点を北上。突当りを左折。
八木山小学校裏を西進。

10日ほど前、突然右膝が痛くなり 歩くのも困難になった。
治療の結果、3日間ほどで歩けるようになり、日が経つにつれて痛みも減ってきた ので、多少不安はあったが どのくらい耐えられるか低山で試してみることにした。
登り口(配水場)
愛宕山山頂
八木山山頂
登り口(配水場)
9:33
10:16/10:26
11:06/11:25
12:00

犬山橋あたりから北を見ると、山腹に「火の用心」と書かれている山がある。 それが八木山で、そこから西に双子山、愛宕山と連なっている。 この3つを「八木三山」と言うそうだ。
父親の実家がこの近くなので、小さい頃よく見ていた山だが、登ったことはなかった。

秋分の日。父親の墓参りに行く予定をしていた。 墓は八木山の麓にある。
300m足らずの山で、足の回復具合を確かめるためには丁度良いだろうと出かけた。

苧ヶ瀬池 まず墓参りを済ませ、そこから車で5分ほどの登山口に向かう。
八木山小学校の裏の道を西へ入り300mほど進むと右側に「八木山登山口→」の 看板が出ている。そこを右折し 坂を登ると配水場があり、 その前が駐車スペースになっている。10台強止められそうだ。

駐車場からは「八木山東尾根登山道」と「すその道」がある。
「すその道」を経由して まず愛宕山に登り、双子山、八木山のミニ縦走コースを 歩くことにした。

すその道は名前のとおり、三山の「すその」を西に辿る道である。平坦な道という先入観があったが 意外とアップダウンがある。上り下りは まだ多少膝に違和感があるが 痛みは無い。

途中、いくつかの登り口と交差しながら20分ほど歩くと、愛宕山への西尾根登山道の 登りとなる。 岩が多く、歩幅を広げて岩塊を登る時は多少痛みがあるが、大した事はない。
西尾根の途中から下を見ると、苧ヶ瀬池が眼下にあり、先の方には 金華山も見える。
左前方には、荒々しい岩肌が見えたり 高度の割には景色が良い。

約40分で愛宕山山頂着。
山頂から「南」「南西」方向の眺望がよい。手前に各務原飛行場、先のほうに小牧山、そして かすかに 名古屋駅ツインタワーも見える。

西尾根登山道から苧ヶ瀬池
荒々しい岩肌
西尾根登山道 前方に見える岩肌
八木山頂 10分ほど休憩した後、八木山へ向かう。
いきなり急な岩場の下りとなり慎重に下る。が、しかし大きな段差をエイッと下りた瞬間 左膝にズキンと痛みが走った。無意識のうちに右膝を庇っていたのだろう。 痛みを我慢して岩場を降りた所で小休止。持っていた消炎鎮痛剤を塗り、サポーターを強めに巻いて歩き始めたがやはり痛い。

八木山までは まだかなりある。戻ろうかとも考えたが 今下ってきた岩場を登り返すのも大変だ。この先は比較的平坦な尾根道のはず と先に進むことにした。途中 双子山を挟んで二ヵ所ほど下山道の分岐があったが いずれも急路と書いてあったので、下山せず八木山に向った。痛い足を引きずりながら。

双子山山頂は平坦な尾根道上にあり、標板が無ければ知らずに通り過ごしてしまいそうだ。
最後に もう一度岩場を登ると八木山の山頂に着く。
山頂には(この後の東尾根登山道もそうだが)御嶽が祭られている。この日は見えなかったが、きっと御嶽山が見えるのだろう。
八木山からの眺望も良い。木曽川を隔てて南東には鳩吹山、その他濃尾平野の低山が幾つか見える。
西を振返ると 今通ってきた愛宕山が見える。

しばらく休憩した後、今度は東尾根登山道から下山。
こちらは、よく整備されたつづら折れの道なので、痛みはあっても なんとか降りることはできた。

八木山山頂
八木山頂から愛宕山
八木山山頂から愛宕山を振返る


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