奥美濃 鷲ヶ岳

行った日 : 2003年4月6日(日) 晴れ 

メンバー : K社山楽会 8名

場所  : 鷲ヶ岳(わしがたけ)(1672m)
      東海北陸自動車道 高鷲I.C→やまびこロード→鷲ヶ岳ゴルフ場→桑ヶ谷林道 

 


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8:20
9:57/10:05
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14:55
造林記念碑
高鷲スキー場分岐
顕彰堂
山頂
顕彰堂
造林記念碑

東海北陸自動車道に入ったら、「荘川〜飛騨清美 チェーン規制」の表示。雪がありそう な予感。
白鳥I.Cを過ぎたあたりで、正面に雪を被った大日ヶ岳が見える。大日ヶ岳があれだけ雪を 被っているのだから鷲ヶ岳もきっと。。。不安がよぎる。

しかし、高鷲I.Cを下りても道路に雪はない。ゴルフ場の脇から桑ヶ谷林道に入るが、 通行止めになっていない。ラッキー(林道が通行止めになっていれば、ゴルフ場から歩か なければならない)。

「造林記念碑」から歩き始める

林道に入ると徐々に雪が増えてくるが、除雪してある。しばらく行く と途中に『造林記念碑』がありそこから先は除雪されていない。車を停め、そこから歩くこと になる。
最初からアイゼン着用。

何回も溶けたり凍ったりを繰り返したうえに 杉の枯れ葉を混ぜた ざら目のような雪の上をザック ザックと歩く。ところどころ土も見える。
30分ほど歩くと、「まむし、はち注意」の看板があるが、この季節にはまさかいないだろう。
このあたりがが林道終点の登山口だろうか?雪はきれいになってきたが、傾斜もきつくなってきた。
日差しが強く、予報に反して風もないので暑い。汗をかきながら登る。

スキー場からの合流点

樹氷越しに見る白山

顕彰堂

やがて、尾根に出ると鷲ヶ岳スキー場・ホワイトピアスキー場からの道と合流する。 快晴に恵まれ 樹氷越しに大日ヶ岳、白山がくっきり見え感動。
しかし、尾根に出たとたん強い風があたり、急速に寒くなったので 休憩もそこそこに また登り始める。

スキー場方面から一組のご夫妻が登って来られたが、「踏み後もなくここまで結構辛かったので、 もう帰ろうかと思っていたが、我々を見てまた登る気になった」とのこと。しばらく前後しながら 登る。

15分ほどで、「藤原頼保 顕彰堂」に着く。
この地で 鷲を退治した藤原頼保を祭ったもので、村名、山名の由来にもなっている。

以下 高鷲村ホームページからの引用
『この山には、山名の由来ともなった伝説が残されています。その昔、永歴年間の頃、長良川の奥深く雲ヶ丘、今の鷲ヶ岳あたりに村人を苦しめる大鷲がいました。天皇は、武蔵権守(藤原頼保公)にこの大鷲を退治するように命じ、見事、自慢の弓と太刀でこの鷲を退治し、その鷲の子を天皇に献上したといわれています。』


顕彰堂から山頂を望む

顕彰堂の後ろに、目指す山頂がある。近くに見えるが、このあと3回ほどアップダウンを繰り返し、 最後は45度(と聞いた)の急な登り。
雪もサラサラのパウダースノーで足を30cm上げても、踏み込むと10cmしか登れない。 この急登は、雪のないときは笹に捉りながら四つん這いで登るそうである。

高い樹は無いので、時折強風がまともに吹き付ける。暑いのやら寒いのやら判らない。

途中も素晴らしい景色で、後ろを振り返りながら、呼吸を整えながらで、1時間20分ほど要し、 やっとの思いで山頂に到着。

頂上からの景色も素晴らしいので、寒いのを我慢して ここで昼食を採ることにした。
景色に見とれたり、記念撮影をしたり、食事をしたり、コーヒーを飲んだりで、たっぷり 1時間あまり過ごし下山開始。

急な斜面は、お尻をついて 橇に乗ったように滑走。
私は相当疲れていたが、他のメンバーは健脚ばかり。とても早いので必死になって付いて行った (気分は駆け足)。
下りはあれだけの雪の中を、通常のコースタイムの2時間で下山。
スキー場近くの温泉に入り帰宅。
疲れたが、満足できる山行であった。


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