布引山地  錫杖ヶ岳 (しゃくじょうがたけ)

行った日 : 2002年3月17日(日) 晴れ

メンバー : 会社の同僚M氏と私

場 所 : 三重県関町 錫杖ヶ岳(676m)
       東名阪自動車道 → 国道25号(通称 名阪国道) 向井I.C 


8:28
8:51/9:00
9:53/10:45
11:15
11:32
登山口
柚之木峠
山頂
柚之木峠
登山口
名古屋市内を7時過ぎに出発。東名阪自動車道経由で、国道25号向井I.Cに。
向井I.Cのランプの途中に、「錫杖ヶ岳」の案内標識が出ている。ランプの途中からの 分かれ道など予想もしていないので、うっかりしたら通りすぎてしまうかもしれない。
案内標識に沿って左折 林道を5分弱進むと(距離は1.5kmと表示されている)右側に、 道路に沿って1列に停められるかなり広い(30台くらい停められそうな)駐車場がある。
どうやら地元の方々が登山者のために整備してくれているようだ。

ここまで、自宅から1時間と少々。向井I.Cから近いので、鈴鹿の山々よりむしろ早く着いた。


登り口

広い駐車場に、先客は1台一人だけ。私たちより5分くらい前に出発された。
手軽に登れる山と聞いていたので、もっと人が多いかと思っていたが意外であった。
最初は、樹林帯を沢沿いに 比較的緩やかに登っていく。気持ち良い登り道だ。 所々に、倒木がある。2〜3年前の台風で随分倒れたらしい。

25分くらい歩くと、やがて前方が明るくなってきて「柚之木峠」に出る。
標識に沿って左折。ここから 登りがややきつくなる。
途中にロープが張ってある、ロープが無いと登れないくらいの急登である。その後  尾根に出ると木々の隙間から 蛸の頭(*1)のように突き出たピークが 目の前に立ちはだかるように見える。
(*1) 見る場所によっては 山頂部分が雀(すずめ)の頭に似ていることから、地元では雀頭(じゃくとう)山と 呼ぶこともあるようだ

「ワッ あそこまで登るのか」と一瞬心が揺らぐ。

小休止して、「サッ もう一頑張り」と歩き出す。
さらに 登りはキツクなり、ロープや鎖が連続する岩場を乗り越え登って行く。最後の岩場を登り切ったところで、 他方面からの登り口と合流して、やっと頂上に到達。
この山は初心者向けと紹介されていたので、容易そうだという先入観があったが、距離こそ短いが なかなか手応えの ある山だ。

頂上は、あまり広くないスペースに岩が積み重なるように集まっており面白い形状をしている。
眺望は360度。天気が良ければ伊勢湾まで望めるそうだが、この日はあいにくの春霞で、 遠くは見えない。 鈴鹿山脈の南部が辛うじて見える程度である。
南東側 眼下に錫杖湖が見下ろせ、その右には経ヶ峰が相対している。

昼食には早いが おにぎり を食べながら ゆっくり休憩しているうちに、何人かの方が登ってこられた。  
  

山 頂

山頂から錫杖湖を望む

下りは錫杖湖のほうに下りてみたいと思い、錫杖湖経由で駐車場まで戻れるか聞いたら「戻れないことは無い。 林道を右に右にと たどっていけば駐車場まで行けますよ」とのことだったが、地図を持っていないので不安なのと、 相当距離がありそうなので断念。登ってきた道を戻ることにした。(結果的にはこれが正解だった)

錫杖湖付近から錫杖ヶ岳を望む

下りは、山頂でお会いした単独の女性の方と、相前後して下りる形となった。(お互いに休憩中に追い越したり、 追い越されたり。その都度挨拶をして)
登山口にも ほぼ同時に到着。

山頂でお話した時、近くの亀山からいらっしゃったと聞いていたので、この付近も良くご存知かもしれないと思い、 錫杖湖までの道を尋ねたら、「途中 特に錫杖湖から関I.Cまでの道が 口で説明してもわかりにくいから、案内してあげる」 と言われた。
恐縮しながら、お言葉に甘え案内していただくことにした。彼女の車の後に付いて走ったが、途中 要所要所で車を止め、 いろいろ説明もしていただいた。錫杖湖側からの 登り口も二ヵ所教えていただいた。
彼女は以前は こちらのルートから登っていたが、向井I.C側のルートを知ってからは、そちらのほうが面白く、 最近は向井I.C側からばかりとのこと。
他にもこの近辺の山のこと、石山観音なども紹介していただき、関I.Cまで道案内をしていただきお別れした。

(ありがとうございました hattinさん m(__)m )


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