鈴鹿 釈迦ガ岳

行った日 : 2003年4月19日(土) 曇り

メンバー : 会社の同僚  4名

場所  : 釈迦ガ岳(しゃかがたけ)(1092m)
     東名阪自動車道 四日市I.C→朝明渓谷入口(朝明ヒュッテ バス停駐車場) 


7:30
7:50
9:05/9:15
10:10
10:35/10:55
11:03/11:08
11:35/12:20
13:03/13:15
14:20
バス停駐車場
松尾尾根登山口
大岩
尾高分岐
松尾尾根の頭
釈迦ガ岳山頂
猫岳(昼食)
羽鳥峰峠
バス停駐車場

2日前までの天気予報は、曇りのち晴れだったのに、前日になって突然曇りのち雨 降水確率50%に変わった。 今一つ気分が乗らないが、雨ではないので出かける。

6:30名古屋市内に集合・出発。名古屋高速、東名阪ともにスムーズに流れ、意外と早く50分で 朝明ヒュッテ バス停の前の大駐車場に到着。オフシーズンのためか、駐車場は無料であった。

バス停脇から、庵座谷登山口がある。庵座の滝は魅力的だが、上部は危険な場所もあるよう。 メンバーの誰も登ったことはないし、 今回は初めてのメンバーもいるので、松尾尾根から登ることにした。


朝明ヒュッテ バス停

松尾尾根登山口

来た道(舗装道路)を2kmほど歩いて引き返す。途中 かつての流れ谷登山口を通るが、 ここは「遭難事故多発のため登山禁止」となっている。
流れ谷バス停の少し下に松尾尾根登山口がある。看板が無ければ見落としてしまいそうな沢の縁の道だ。
予定より40分早く登り始める。

最初は、そんなにきつくなく 桜などを眺めながら快適な登りと思ったが それもつかぬ間、 徐々に傾斜がきつくなり、汗がしたたり落ちる。

このあたりは椿が多いが、花は もうほとんど落ちている。アセビは真っ盛りのようだ。

大岩

1時間強登ったところで、大きな岩に出会う。名前もそのまま『大岩』と記されていた(実際は、 この後もっと大きな岩があるのだが)。
ここまで、ヒーハーと登ってきたのに、この先を見るとまだ急登が続きそうだ。

ここまでは 急登→少し平→急登→少し平 と繰り返すところが多く 急登の連続ではなかったので 少し助かったが、ここからは急登の連続になる。

急坂を木の根や岩に掴って ヨッコラショと登ると、目の前にショウジョウバカマが咲いていたりする。 イワウチワもたくさん生えているが まだ花は咲いていない。
谷の斜面には白い花をいっぱいつけた樹(コブシ? タムシバ?)があちこちに見え、心を和ませてくれる。

御在所・雨乞方面

このあたりから 左手に御在所や雨乞岳が良く見えるようになってくる。 (といってもこの日は半分雲がかかり、ガスで少し霞んでいるが)。

尾高山分岐を過ぎ少し行くと、急に崩れたったガレ場(大陰)の上部に出る。 狭い石の上や崩れそうな砂地の上を慎重に歩く。
下を見下ろすと茶色の深い谷と、大きな石がゴロゴロしたり積み重なったり。
このあたりに来ると『鈴鹿』という感じがする。

岩場を一旦下り、さらに登り返すとやや広く見晴らしの良い「松尾尾根の頭」に出る。
ネットの情報によると、「釈迦ガ岳山頂は狭くて眺望も無いので、昼食はここが良い」と書かれていたので、 当初はここで昼食にする予定だったが、予定より早く着いてしまったので、景色を見ながら長めの休憩を取り、 山頂へ向かった。

尾根の頭から山頂までは、ほとんどアップダウンも無く、途中 羽鳥峰への分岐を経て10分弱で到着。
山頂は笹に囲まれた狭いスペースで、三角点の他は、登頂記念の板が数個あるあるだけ。 表示されてなければ、知らずに通りすぎてしまいそうなところだ。


猫岳付近から振り返る 大陰のガレ

記念撮影だけして引き返し、次は猫岳経由 羽鳥峰峠へ向かう。
猫岳へは、数回のアップダウンを繰り返し30分ほどで到着。猫岩という大きな岩があるが、猫のようには見えない。

羽鳥峰峠まで まだ40〜50分かかるはず。お腹が空いたので、休憩スペースもあまり広くないし、 座ると笹に囲まれて何も見えないが、ここで昼食を摂ることにした。
食事をしていたら 雨がパラパラと落ちてきた。「ウム。意外と早く降りだしたな」と思ったが、 それ以上ひどくはならなかった。

猫岳から羽鳥峰峠までは、下るだけ。振り返ると先程通った大陰のガレが見える。上を通っただけなので よく判らなかったが すごい所だったんだと後になって驚く。

背の高さくらいある笹を分けたり、掘割状の道を下ったり、突如 尾根状になって展望が開けたり、 変化に富んだ道を歩く。時折 雨が落ちてくるが雨具をつけるほどでもない。


羽鳥峰峠のケルン

白滝谷分岐を過ぎると、まもなく樹や笹が途絶え 羽鳥峰峠に着く。羽鳥峰峠は砂地の凸地の上に 大きな岩をいくつか載せたような面白い様相をしている。

峠は「至 朝明」「至 御在所」「至 ヒロ沢」「至 釈迦ガ岳」の四辻になっており、 朝明にむけて降りると すぐ谷沿いの道になる。
ロープが2〜3箇所あるし、沢を渡ったり、堰堤を3つ越える、意外と急な下りとなっている。
やがて林道に出、無事下山 と思ったが、そこから駐車場までの舗装道がずいぶん長く感じた。

丁度 駐車場に着いた時、本格的に雨が降ってきた。途中何とか降られずに済んでよかった。 これも、日頃の心掛けが・・・と言っていると次は。。。。かもしれないから やめておこう。

帰りには、湯ノ山温泉「グリーンホテル」で入浴。昨年の今ごろ(鎌ヶ岳に登った時)もここの風呂に 入ったが、露天風呂のまわりにツツジが咲いていて とても好い風情で気に入ってます。
(昨年500円だったのが650円に 値上がりしていましたが)


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