大台ヶ原山
行った日 : 2002年11月2日(土) 晴れ 時々雪まじり
メンバー : 会社の同僚 6名
場所 : 紀伊半島 大台ヶ原山(おおだいがはらやま)(1695m)
このあたり一帯を 大台ケ原山と呼ぶらしい。最高点1695mは日出ヶ岳(ひでがたけ)頂上
9:20 9:50/9:57 10:05/10:15 10:27 10:45 10:56/11:10 11:20 11:35/11:45 12:20/13:20 13:50 |
駐車場 展望台 日出ヶ岳 正木嶺 正木ヶ原 尾鷲辻 牛石ヶ原 大蛇ー シオカラ谷(昼食) 駐車場 |
自宅を4時50分出発。名古屋市内で集合し、名古屋高速→東名阪自動車道と乗り継ぎ、国道25号線 針インターから 369号、370号、169号、大台ケ原ドライブウェイを経て 大台ケ原駐車場に着いたのが9時過ぎ、200km強の長い道のりであった。
駐車場入口 |
車を降りたら、強烈に寒い。予期していなかったから余計にそう感じたのかもしれないが、荷物を下ろして、靴を履き替えるわずかな間にも頬や手の先が痛いほどだ。
(しかし、氷は張っていなかったので2〜3℃くらいか?)
多分要らないだろうと思いつつ、耳覆い、冬用手袋を持ってきたのが大正解だった。
展望台から 熊野灘を望む |
道は よく整備されていて大変歩き易い。アップダウンもほとんど無い。散策と言った感じで、山登りと言う感覚はまったく無い。
30分ほどゆったりと歩くと、鞍部に展望台があり、そこからは海(熊野灘)が見える。意外に近くに見えるので一瞬驚きと感激。
船が走っているのまで見える。しばし見惚れるが、日出ヶ岳もすぐ近くなので、出発。
桜が咲いたような樹氷と紅葉 |
展望台から左へ折れて木製の階段を登ると 日出ヶ岳頂上。
展望台下あたりから、途中アチコチに樹氷が見えていたが、日出ヶ岳頂上は、樹氷がびっしり。低い木にもいっぱい氷が付着しており、間近で十分堪能できるほど見せてもらったし、少し離れて見える樹氷は、まるで桜を見ているような感じだった。それに遠くの紅葉が重なる素晴らしい景色に、寒い中 またも見惚れる。
前半の1時間足らずで、こんなに楽しめて 大満足。
樹氷の写真を、こちらに掲載しました。
再び展望台方面に戻り登ってきた道を右に分けて進む。正木ヶ原付近までずっと木道が作られている。歩くには面白くないが自然保護のためとのこと、やむを得ない。
立ち枯れ太た樹とイトザサの続く正木嶺付近 |
正木嶺から正木ヶ原にかけては トウヒの立ち枯れた木とイトザサに埋もれた異な風景が続く。
案内板によると、『昔は大木と苔生す鬱蒼とした樹林だったが、伊勢湾台風によりいくつかの樹が倒れ、
日が当るようになったのでイトザサが生えるようになった。
そこへイトザサを好餌とする鹿が集まるようになり多いに繁殖した。繁殖しすぎてイトザサだけでは足りなくなった鹿がトウヒなどの樹木の皮を食べるようになり、樹はドンドン立ち枯れていった』 とのこと。
伊勢湾台風の4年後の写真があったが、その頃はまだ鬱蒼とした森であった。
ということで この当り一帯は鹿が多いそうであるが、この日はあまりにも人が多いせいか鹿は現れなかった。
大蛇ーからの展望 |
正木ヶ原の湿原、尾鷲辻、牛石ヶ原と平坦な道を順調に通りぬけ、大蛇ー(だいじゃぐら)とシオカラ谷の分岐を経て大蛇ーに向かう。
大蛇ーは、馬の背のような岩で、先端は断崖絶壁。先端まで行くのは なかなかスリルがある。しかも人が多く入れ替わるのも大変。
そんな中を先端までたどり着き、みごとな紅葉と滝を見てきた。
(右の写真手前の凸はすぐ近くに見えるが、この間が下を見ると目が眩むような絶壁になっている)
分岐まで戻り、シオカラ谷に向かう。
ここから、しばらく下り(やっと山らしい道)となり、石楠花のトンネルとなっている。
石楠花の季節はさぞ素晴らしいだろうと思う。
シオカラ谷の吊り橋 |
食事の準備を始めたら 突然 雪(霰)が降り出した。慌ててウィンドブレーカーを被ったが 降りが激しくなってくる。雨具を出そうか迷っているうちに小止みになったり、また強くなったり目まぐるしく変わる。
食事を終えて、あとは駐車場まで帰るだけであるが、これがきつい階段の登り。一気に150mほど登る。
考えてみれば、日出ヶ岳意外ほとんどアップダウンがなく、最後のシオカラ谷手前で大きく下ったので、駐車場より低いところに来ているわけだ。
最後に 山登りらしい気分を味わって 無事駐車場へ到着。
運動量としては少し物足りなかったが景色や出会った物は素晴らしく、天候も含めて変化に富んだ面白い1日であった。
寒かった〜(~_~メ)
帰り道も遠いし 道路は混雑が予想されるので、今回は温泉無しで急ぎ帰路に着く。 駐車場14時過ぎに出発。帰宅は19時半だった。