木曽 御嶽山

行った日 : 2002年8月31日(土)快晴

メンバー : 会社の同僚10名

場所  :  御嶽山(おんたけさん)飛騨頂上(2780m)
        国道41号線→(小坂町)県道441号線→濁河温泉

   


 
7:30
8:12
8:32/8:45
9:13/9:23
10:06
11:30/13:00
14:00
14:30
15:50
濁河温泉登り口
  7合目
湯の花峠
のぞき岩
おたすけ水
飛騨山頂
のぞき岩
湯の花峠
登り口

名古屋地方、天気予報は「晴れ」のはずであったが、午前3時 自宅を出ようとしたら、雨がパラパラ。
うん? 予報と随分違うぞ。と思いながら出かける。
小牧市に集合し、車2台に分乗して4時出発。

国道41号線を小坂町で右折して県道441号に入るが、この県道が長い。
曲がりくねった山道が40km以上続く。早朝で対向車がいないので運転手は結構飛ばす。車に弱い人なら着くまでに酔ってしまいそうだ。

7時過ぎ登り口前の駐車場に到着。駐車場は十台強停められるが、ほぼ一杯で 辛うじて2台分だけ空いていた。


登り口

登り口には きれいなトイレがある。小坂町が最近作った自慢のものだそうで、丸太作りで まだ木の香りがしそうな新しさ。に加えてバイオ式でトイレ特有の匂いがしないさわやかトイレ。
ゆっくり準備をし、7時半出発。 天気は上々。

橋を渡るとすぐに、「御嶽神社 飛騨口里宮」がある。登山の安全を願ってお参りをしようとして、財布を車の中に忘れてきたことに気づく。
やむなくお賽銭無しで ずうずうしくお願いだけする。
このお宮の前に、冷たく美味しい水がひかれている。水は十分持っていたので 一口飲んだだけで出かけた。

仙人滝の脇を通り、しばらく行くと吊り橋を渡り、右折すると本格的な登りになる。
全般的に足場はあまり良くなく、いたるところ桟道となっていたり、木の階段が設置されている。
よく整備されていると言えばそうだが、あまり歩き良くはない。 こんな状態が「のぞき岩」あたりまで続く。

40分ほどで7合目の看板。標高2000mと記されている。先ほど休憩を取ったばかりなのでここは通過


今回は人数が多くペースを合わせにくいので、こまめに休憩をとりながら登り、湯の花峠で大休止。

釣鐘がぶら下げてあるので、叩いてみたら なかなか良い音がする。この後も、要所要所にあった。御岳信仰の儀式の 道具だろうか?
(のぞき岩の鐘は 小さな穴があいており そこからひび割れがしていて良い音は出なかった(-_-;) )

湯の花峠を過ぎたあたりで 硫黄の匂いがぷ〜んとする。(前回の焼岳は後半ずっと硫黄の匂いがしていたが、 今回の御嶽ルートはここだけだった)

のぞき岩に着くと右手だけが開けており、雄大な摩利支天山が覗ける。
のぞき岩には 避難小屋もある
おたすけ水は、岩の前に小さな社があるだけで 水はない。 八合目の石の標識と、2450mと記されている。ここも休憩をとって間がないので通過。

のぞき岩から摩利支天山

おたすけ水。今は水はない。



目の前(右)に乗鞍。左は笠ヶ岳か?

おたすけ水を過ぎて15分くらい登ったところで、左側に視界が開け、目の前に頭が禿げた乗鞍、その左後ろには先のとがった山がくっきりと見える。
槍ヶ岳かの声もあったが槍がこんな方向に見えるのだろうか??
いや方向的には黒部の山ではないかとの声も、しかし黒部方面にこんな形の山はあったか??など、素人同士無責任な会話を交わしていたが、帰って調べた結果 どうやら笠ヶ岳のようだ。
8月でこれだけ見えるのは珍しいのではないだろうか。

やがて森林限界を越え、ハイマツと石ゴロゴロの道を黙々と登る。空気も薄くなっており結構つらい。
誰かが持っていた気圧計によると、760ヘクトパスカルだそうだ。

いつまで経っても九合目の表示が出てこない。(飛騨頂上が九合目といううわさもあるが)。 で、予想外の時間がかかって ようやく飛騨頂上へ。

飛騨頂上の社(パノラマ合成)


日差しが強く遮るところがない。頂上南東の広い炎天下のスペースで昼食。
北には「継子岳」、 東眼下には「三ノ池」、正面には「中央アルプス・木曽駒ヶ岳」、南には「剣ヶ峰」「摩利支天山」と、 ぐるりと素晴らしい展望に囲まれる。

三ノ池

左後ろ主峰「剣ヶ峰」、右端は「摩利支天山頂」に至る稜線



昼食後は、各自めいめいに 三ノ池を巡ったり、摩利支天に駆け足で登ったり、ゆっくりコーヒーを飲んだり(残念ながら継子岳まで行く時間は無い)。

で、下山開始は13時。
下りも予想以上に負荷がかかり、疲れた。
里宮神社の美味しい水を 2リットルほどいただき、町営温泉の露天風呂温泉に入り、心地よい疲れを残して帰宅の途についた。


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