北アルプス 西穂独標

行った日 : 2002年9月15日(日) 晴れ時々曇り

メンバー : K社山楽会 9名

場所  : 北アルプス 西穂独標(にしほどっぴょう)(2701m)
       東海北陸自動車道 清見I.C→高山→国道158号線→平湯温泉→栃尾温泉→中尾温泉→新穂高温泉

   


 
10:20
10:50
12:00/12:30
13:40/13:55
15:00
西穂高口ロープウェイ駅
千石園地登山届出所
  西穂山荘
西穂独標
西穂山荘(泊)

さすが奥飛騨温泉郷といわれるだけあって、よくこんなにお客さんが来るなと思われるほど沢山の温泉旅館が続く。
そんな中 新穂高温泉ロープウェイ駅に近づくと 車が渋滞し始めた。

道路脇で駐車場整理をしていたおじさんに聞くと「この先駐車場に入るための渋滞で、かなり時間がかかる。それよりもここを右折して上の駐車場に行ったほうが良い」とのこと。
アドバイスにしたがって右折し山の中へ入って行っていくと 突き当たりに1回(1日ではない)500円也の駐車場がある。

2階建てのロープウェイ

そこに車を停めて登山準備。10分ほど歩くと第2ロープウェイの乗り場「しらかば平駅」に着く。何回も来ている人も このルートは知らなかったそうだ。
(ここからだと、ロープウェイ料金は片道1350円、ほんのチョットだけ得した気分)

待ち時間20分くらいで乗ることができた。しらかば平駅(標高1308m)から西穂高口駅 (標高2156m)まで7分で一気に登る。

西穂高口駅周辺は、千石平園地という散策路になっており、高原の気分を味わえるようになっている。トリカブトなどが咲いていた。その先にログハウス風の立派な登山届出所があり、そこから先は登山装備をしていない人は立ち入らないようにと警告が掲げられている。届を出していよいよ出発。
すでに11時近くなっている。

途中アップダウンを繰り返し、樹林帯の中を1時間強歩くと西穂山荘に着く。
山荘近くの高台から見ると、西穂高口駅は 谷を隔てて目と鼻の先に見える。え!! まだこれだけしか歩いていないの!!と言う感じ。西穂山荘の標高2385mだから、標高差も230mくらいしか登っていないことになる。

ちょうど12時。山荘前広場で昼食を摂り、独標に向かうことにした。

山荘近くから、独標・西穂高方面

山荘横の高みを登ると、急に視界が開け 独標から西穂高方面の山々が一気に目に飛び込んでくる。下には上高地が見える。

時間帯が良いせいか、独標方面に向かう人が点々と見えるし 独標頂上にもカラフルなけしつぶがたくさん。

しかし、この頃から時折ガスがかかったり晴れたり。西の笠ヶ岳、南の焼岳方面の見晴らしは良くなかった。
急な岩を攀じ登ると、あっけなく山頂に到達。山頂は狭く多勢の人でごった返しており、写真を取るのにも交代、順番待ち。その間景色を堪能して下山。

孤高の??山頂標識。西側はガス

満員御礼の独標頂上

眼下に見下ろす上高地方面

山荘に戻り、早めの夕食。夕食は自炊であったが、小屋の中ので作ることが出来たし、水も無料で貰えた。(もちろん宿泊者だけであるが)

夕刻、部屋の目の前に現れた焼岳

夕食が早く終わり、することが無いので、山荘の周りをうろうろ。夕暮れ近くなり部屋に入りしばらくすると、突然南のガスが晴れ 目の前に焼岳が現れた。急いでカメラにパチリ。

西側の窓には 先ほどから笠ヶ岳がデンと姿を現わしているが、山頂のみ雲がかかっている。粘り強く待っていると
…他にすることもないし(^_^メ)…
笠もあの尖った独特の山頂を見せてくれた。
かなり暗くなっており、写真には撮れなかったが。。。満足。


翌日(16日)は朝から雨。西穂山荘から焼岳への道は最悪。
ドロドロだったり笹の根が蔓延ったり、滑りやすいところが多く、一歩一歩足場を探りながらの歩行。
おまけに メガネは曇って見えなくなるし、しばしば立ち止まってメガネを拭くが、そのうちタオルも手袋もずぶ濡れで拭いても効果なし。
焼岳小屋に着くまでにすっかり消耗してしまった。

焼岳小屋から、展望台を経て焼岳山頂までの登りは、途中 中尾峠の岩陰にリュックを置いて登ったが、それでも本当にきつかった。
どうせ登っても、何も見えないとわかっていると余計に元気が出ない。。。

途中でボールペンを無くし 時刻もメモしていないし、写真も一枚も撮っておらず、報告するネタもほとんど無いので、この程度でご勘弁頂きたい。

辛い辛い1日であったが、下りて(中尾温泉へ)温泉に入ったら、その疲れも半分忘れてしまった。
きっと一週間経てば、また行きたくなるのだろう。 懲りもせず。。。


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