中央アルプス木曽駒ヶ岳

行った日:2001年10月13日(土) 晴れ

同行者 :会社の同僚 S氏、K氏、M氏、F氏夫妻, 私を含めて 計6名

場所  :木曽駒ヶ岳(2956m)
      中央高速 駒ヶ根 I.C==菅の平駐車場=(バス)=しきび平=(ロープウェイ)=千畳敷


5:05
6:50/7:15
7:50/8:30
8:40/8:55
9:40/9:55
10:20/10:30
11:10/12:20
12:50
14:10/15:30
集合場所の春日井市を出発
菅の平駐車場
しらび平ロープウェイ駅
千畳敷ロープウェイ駅
乗越浄土
中岳山頂
木曽駒ヶ岳山頂(昼食)
中岳
千畳敷ロープウェイ駅

季節も良いし天気も良さそうだし、きっと混むだろうと予想し、早目に出発することにした。
メンバーの住むところがそれぞれ離れているので、誰も戻らなくても良い 最も効率的な場所ということで、中央高速 小牧東I.C付近の会社施設に5:00集合とした。
そこに、皆車を置き、S氏のワゴン車1台で出発。

空が白み始める頃、時には真正面に 時には右手に恵那山の雄大な姿が見え隠れする。
「恵那山にも今度行こうね」「恵那山は結構きついらしいよ。7〜8時間かかるらしいよ」「もっとトレーニングしなきゃ」などと言いつつ走り、恵那峡サービスエリアで、小休止。

駒ヶ根 I.Cを出たのが6:30頃だったか。コンビニを探しに一度駒ヶ根市内方面に向かう(カーナビは、こんな時に威力を発揮する)。5分ほど走って見つかったので、昼食などを調達。再び引き返して、山の方に向かうと駒ヶ根高原に入り、やがて右側に大駐車場があったので車を止める(6:50)。ここからバスで、しらび平ロープウェイ乗り場に向かうことになる。

駐車場でバスとロープウェイの乗車券をまとめて売っているが、ロープウェイの割引券は ここでは使えないと言うので、バスの乗車券だけ買った。(ロープウェイの割引券は、K氏が インターネットで見つけた。ちょっと得した気分)
靴を履き替え 持ち物を確認し準備OK。バス停に並ぶ。定期便は30分おきに出ている。10分ほど待ったが、その間に列はどんどん伸びていく。バスは補助席まで使って満杯。この後臨時便も出ていたようだ。

 

しらび平で記念撮影

35分で しらび平ロープウェイ駅に到着。降りたらロープウェイの整理券を配っていた。
30分ほど待ち時間があるので、その間に記念撮影など。
ロープウェイは、時刻表では20分毎の出発となっていたが、実際は ピストン運行で、10分毎くらいの感じで運転していた。1回で60人の乗客を運ぶ。今日はロープウェイも掻きいれ時のようだ。

しらび平駅(標高1662m)から 千畳敷駅(標高2612m)まで、約1000mの標高差を10分弱で一気に上る。
途中、眼下に伊那谷の町々、その向こうには南アルプスがはっきりと見える。素晴らしい天気。


千畳敷カール

あっという間に千畳敷到着。さすがに少し冷えるので、ウィンドブレーカーを着て出発。
入口が工事中のため、千畳敷カール遊歩道を経由。やがて八丁坂にさしかかる。
ここから、しばらくは瓦礫がゴロゴロした急な上りが続く。ロープウェイで一気に登ってきたせいか、それとも体調が悪いのか、軽いめまいがし足元がおぼつかない。転げ落ちないように気をつけて登る。

 

ハイ松の樹氷

45分ほどで、乗越浄土という尾根に出る。ここは風もありさらに寒い。
足元の叢や、ハイ松の北側に面した部分に氷が張り付いている。樹なら樹氷というのだが叢の場合は何と言うんだろう。 (*_*)

北東に前岳(2883m)、北西に中岳、南東に宝剣岳(2931m)。東側眼下には千畳敷カール、その先に伊那谷の町、さらに先には南アルプスと、素晴らしい眺めが展開する。
この頃、雲が出てきて カメラを構えているほんの数秒の間で、それらが見えたり隠れたりめまぐるしく変化し、とても幻想的な雰囲気になる。


中岳より木曽駒ヶ岳を望む 

宝剣岳の方向に向かって少し歩き、天狗山荘を右に折れて、中岳へ向かう。 比較的なだらかで歩きやすい道だ。

中岳の山頂(2925m)は狭く人が多いので、順番待ちをして上がる。
そこから東に富士山がかすかに見えた。また、目の前に目指す木曽駒ヶ岳(2956m)が見える。一度下ってまた登るかたちになるが、中岳とほとんど同じような高さに見える。
もう一頑張り。


木曽駒ヶ岳 山頂 

11:10 木曽駒ヶ岳山頂 着。
山頂は広いが人も多く、座れる場所を探して昼食。
ゆっくり休憩をしながら、山頂付近を歩き回り、方々の景色を堪能する。その間にも雲の往来は激しく、急にガスがかかったり、急に晴れたりする。木曽御嶽山は残念ながら見えなかった。
頂上の神社の石垣にも氷が張りついている。

山頂で、天婦羅を揚げ にぎやかに食べているパーティがあった。周りの人たちにも勧めており、私も頂戴した。
あれだけの準備をしてくるのは大変だろうな と思ったが、彼らは 「どこの山へ行く時も必ず山頂で宴会をする。それが楽しみで山に登るんだ」とおっしゃっていた。

一時間余りくつろいだ後、下山開始。
途中まで行くと、ロープウェイ駅からの放送が聞こえる。ロープウェイはかなり混んでおり、整理券を発行しているようだ。そこでチョット知恵を働かせ、待ち時間を1時間弱短縮させた。(^_^;)
それでも、千畳敷駅に着いて1時間20分ほどして、ようやく乗れた。

私たちが、降りる頃でも 上りのロープウェイは満員。次から次へと登ってくる人がいる。
山小屋で泊まる人たちかなと思っていたら、そうでも無さそうな、軽装の人も多い。
千畳敷カールを散策して すぐに帰る予定なんだろうが、ロープウェイは2時間以上の待ち。降りる頃には暗くなってしまうんじゃないか、他人ごとながら心配。

菅の平まで戻った後、木曽駒高原家族村こぶしの湯に入る。
この温泉は、新しくなかなか良い湯だった。もちろん露天風呂もあり。

名古屋の自宅に着いたのは19時過ぎ。
充実した1日だった。

今回初めて山に登った F氏ご夫妻も満足されたことと思う。


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