東濃 富士見台・千両山

行った日 : 2002年6月1日(土) 晴れ

メンバー : 会社の同僚  4名

場所  : 富士見台(1739m)
      中央自動車道中津川I.C から 神坂峠方面へ

コース : 大檜駐車場→追分登り口→鳥越峠→千両山→神坂峠→富士見台→神坂峠→大檜駐車場
 



9:10
9:17
9:43/9:52
10:20/10:27
10:45/10:55
11:40/12:50
13:15/13:22
13:50
大檜駐車場
追分登口
鳥越峠
千両山
神坂峠
富士見台
神坂峠
大檜駐車場 
2週間後に恵那山に登る予定になっており、登り口の下見も兼ねて 昨年秋撤退した富士見台に再挑戦。

恵那山への登り道は、ガイドブックには(今は使えない)黒井沢ルートと神坂峠ルートしか掲載されていないが、追分登り口というのがあって、そこからだと神坂峠より多少 楽なようだ。
という情報を仕入れ、追分登り口を捜しながら、神坂峠からのルートと比較してみよう。それだけでは少々寂しいので、ついでに昨年11月に途中で撤退した 富士見台まで、足を延ばそうという計画で出発した。

昨年の富士見台は強清水から登ったので、大檜駐車場の位置は確認していなかったが、すぐに解かった。数十台停められそうな広い駐車場だが、停まっていたのは3台だけであった。

舗装道路を登っていくと、強清水からの登山道と出会う。帰りはこの道を下山する予定だが、この道は何度も舗装道路と交差するので、この場所をしっかり覚えおいてコース変更をしないと駐車場を通り過ぎてしまうことになる。
7分ほど舗装道路を歩くと、右側に 注意していないと通り過ぎてしまいそうな小さな標識とともに、細い登り口がある。ここが追分登り口のようだ。

鳥越峠

いきなりの急登が続き30分弱で、鳥越峠(神坂峠から千両山を越えて来るルートとの合流点)に着く。右へ行くと大判山を経て恵那山。山頂まで3〜4時間と表示されている。
ガスがかかっていて恵那山は見えないが、大変そうだ。

ここで左折して、千両山に向かう。
標高差150mほど登るのだが、恵那山から下りてきて疲れているところで 登り返すのは大変だろうと想像する。
途中で何組かの人達とすれ違ったが、何か怪訝そうな顔をされる。何組目かの人に「もう登ってこられたのですか?」と驚いた表情で尋ねられた。
そうか、こんなルートで歩く人は少ないので、もう恵那山から降りてきたのかと思われたのだ。

千両山頂上付近は、強い風の通り道だろうか 笹原に立ち枯れ木が目立つ。頂上からは目の前にドンと恵那山、反対側にはこれから行く富士見台や東濃・南アルプスの山々が見える……筈だが、あいにく遠くはガスがかかっていて見えない。

見晴らしがきくようなら神坂峠から、期待できなければ追分から登るのがよさそうだ。
しかし、帰りは追分のほうが絶対的に楽だし。車2台でいくなら2ヵ所において登るのも一つの手か?


神坂峠 遺跡

神坂峠の、舗装路から東側に少し上がったところに『神坂峠遺跡』がある。ここが古来からの峠のようだ。
以下 案内看板からの引用 (改行位置変更しています)

 >> 此の峠は標高一五八五メートルあり
 >> 古くは信濃坂とよばれました
 >> 昭和四十二年・四十三年に発掘調査が行われ
 >> 剣・鏡などを形どった滑石製の模造品や
 >> 玉、鉄製品などが発見されました
 >> これらは旅人が旅の安全を祈り
 >> 荒ぶる峠の神に幣として供えたものとされています
 >> このように 神坂峠は東山道の要衝にあたり
 >> 古墳時代から中世に及ぶ峠祭祀の実態をうかがう
 >> 代表的な遺跡として重要です
 
 >>    阿智村教育委員会

 
 

笹に覆われた稜線から山頂を望む

峠から神坂山の西側を山腹に沿って歩き始める。こちらの斜面はアップダウンは比較的少なく歩きやすいが、風が強い。(前回もそうであったし、立ち枯れの木が多いことなどから考えると、ここは 風の通り道になっているようだ)

30分ほどで、広い高原状の稜線に出る。
前回はここで、ガスに囲まれ数メートル先しか見えず、強冷風にあおられ撤退することにしたが、今回は晴天。後ろには神坂山、右下に萬岳荘が見える。
笹原の前方には富士見台山頂が、と思ったら 山頂はもう一つ後ろであった。

石が多いゴロゴロした道をさらに15分くらい登ると山頂に着く。この笹原の高原状台地は雷が多いのか、避雷針が二ヵ所ほど立てられていたし、途中に比較的新しい『神坂小屋』(緊急避難小屋)がある。

山頂からは、恵那山や 南アルプス 中央アルプス 御嶽山などが一望できるはずだが、残念ながら、中央アルプスの一部らしいところしか見えなかった。
山では20人近くの先客(犬も一匹)が、思い思いに食事をしたり 寝そべったり。
私たちも記念撮影をしたり。食事をしたり。ゆっくり過ごし下山。


山頂付近から恵那山方面

下山するころになりようやく恵那山方面の雲が少し取れてきた。下山中の20〜30分の間に急速に雲が取れ、目の前に姿をあらわした恵那山は さすがに大きい。懐が深く、高さも見上げるようだ。

再来週は 恵那山に挑戦することになっている。大丈夫かな と少し怖気づく。その間に鍛えておかなくちゃ。

神坂峠からは、今度は強清水へ向かう登山道を下る。途中何度も舗装道と交差する。
大檜駐車場を通り過ごさないように確かめながら、舗装道路に出たり登山道に入ったり四回ほど繰り返し無事到着。


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