飛騨 阿寺山地下呂御前山

行った日 : 2002年10月5日(土) 晴れ

メンバー : 会社の同僚 4名

場所  : 飛騨 下呂御前山(げろごぜんやま)(1411m)
       国道41号線 下呂 森交差点(名古屋方面より)右折。大洞集落の奥

   


 
10:00
10:35/10:45
11:13/11:23
11:42/11:50
12:00
12:20
登山口
五合目
  お助け水分岐
展望台
九合目
山頂
14:55
14:18/14:28
14:00(お助け水)

13:35
13:25

別名 空谷山(からたにやま)ともいう。
頂上からは御嶽山が正面に見え、かつては御嶽山遥拝のために登られた山。

もう一つ北にも、御前山があり、それと区別するために『下呂御前山』と呼ばれている。


登り口案内看板 写真をクリック
すると案内表示がご覧いただけます

国道41号線 下呂トンネル手前(名古屋方面から)の森交差点を右折すると すぐに複雑な三差路がある。
中央の道に「下呂御前山登山口」の案内標識が立っているが、右折してすぐなので うっかりすると見落として、 一番右の道に進みそうになるので、注意が必要だ。
あとは、道なりに進み大洞集落を過ぎると、右側に 東屋と野村林業の管理小屋があり、その数メートル先に判り易いコース 説明が記された登り口の案内看板がある。
東屋の手前に5台ほど停められる駐車場があるが、登り口あたりにも1〜2台置ける。 (注:管理小屋の前は駐車禁止になっている)

最初は、見事に手入れされた植林帯の緩やかなのぼりが続く。意外と蒸し暑く、太陽は照っていても遠くは霞んで見えない。
15分くらい歩いたところで、完全舗装された真新しい林道に出る。出かける前にネットで調べたら ここまで車で来れる ような記述があった(実際1台停まっていた)が、道がとても判り辛そうなので やめてオーソドックスな登り口から登る ことにした。
林道を少し下ると、右側にまた登り口が現れる。このあたりから、植林帯と雑木林が交互にあり、やがて五合目に到着。

お助け水分岐

お助け水

五合目には、880mと書かれた新しい標識と、910mと書かれた古い杭の2本が立てられていた。
「どっちが正しいんだろう?」
「やはり、新しいほうだろう」
「新しい測量技術で図ったら高さが変わったんだろうか」
「いや、以前はもっと上が五合目だったんだけど、ここが休憩にちょうど良いので場所を変えたんじゃないかな。 その時古い杭を持ってきたんだろう」
などと、勝手に想像しながら話していたが、更に少し登ったところに休憩ベンチがあったので、
「やはり、ここが元々の五合目だったんだ」すなわち 旧五合目=910m、新五合目=880m ということで 意見が一致した(真偽のほどは解らないが???) 

五合目から30分ほどでお助け水分岐に着く。右へ100mほど行くと『お助け水』だが水は十分あったので、行きは分岐のベンチで休憩しただけで、お助け水には行かず、帰りに立ち寄った。
御嶽の「お助け水」は枯れていたが、ここは水が汲める。

八合目手前を少し右に入ると、展望台がある。ここからは眼下に下呂の町並みが見える。
遠くの山々は霞んではっきり見えない。南方には恵那山あたりが見えるはずだが? 右のほうに霞んで見えるのは川上岳か? その向こうあたりに白山も見えそうな位置だが、これも見えない。

八合目の石仏

八合目分岐・遥拝所跡

八合目には、『遥拝所跡』の表示があるが、樹林に囲まれ 御嶽山が見えそうな気配はない。小さな石仏が ひっそりと立っている
八合目は、観音峠方面への分岐になっており、ここを左折するとやや急な登りになり、登り切るとすぐに九合目。

高岩大権現神社

九合目を過ぎ 大きな岩をまいた後、左側に『高岩大権現神社』の標識が。
名前から、何となく立派な社を想像し 登山道を左にそれて見に行った。

左にそれるとすぐに、小さな谷を越えた向こうの岩の上に小さな祠が見えた。
考えてみれば、こんなところに大きな社があるはずがない。
が、何故か小さいながらも存在感のある権現さまである。
周りの木が少し色づき始めていたが、もう1〜2週間たつと もっと見ごたえのある風景になるだろう。


山頂には、立派な石の碑立っている。(これに目を奪われて、三角点を確認するのを忘れてしまった!!)

ここからは、目の前に御嶽山が見えるはずであるが、残念ながら霞んで僅かに稜線が見える程度であった。
しかし、西側 眼下に下呂の町、北側 目の前に御前山、南東側に寺田小屋山、箱岩山、白草山が、その後ろには小秀山と 一応(^_^;)360°の展望。

紅葉にはまだ早いが、山頂にあった どうだんつつじの1本は見事に赤くなっていた。これが見られただけでも良しとしよう。

山頂には立派な石の碑が

ただ1本見事に紅葉した どうだんつつじ

今回の行程は、標高差約680m、距離は片道約4.1kmと手頃なうえ、急な登りや足場の悪いところがほとんど無く、楽な山だった。

帰りは、下呂温泉の「クア ガーデン」で入浴。
浴槽は露天風呂だけ。従って洗い場も屋外。夕日を浴びながらの入浴もなかなか風情がある。
是非お勧めしたい。(¥600もうれしい)


『山歩き』 index へ