「日本の山」シリーズ 69
湧雲の赤石岳 (3,120m)
千枚岳(南アルプス南部)から
赤石岳は日本の山岳標高で七位の3.120mと3.000m超す高山である。
千枚岳からは手前に小赤石岳(3.081m)を従えた大きな赤石岳は落ち着きあるどっしりした姿態である。赤石岳は名実ともに南アルプス赤石山脈の盟主で風格ある山である。
千枚岳からの早朝撮影には千枚小屋を暗いうちにヘッドライトを照らしながら遅くとも日の出30分前には撮影状態で構える。
ここからは富士山をはじめ赤石岳の展望が素晴らしく早朝の撮影には激しい変化に慌ただしい。ここへ行くたびにいつも素晴らしい様相を見せてくれる。
今朝は東の空には厚い雲があり朝日は赤石岳に照ることなく、時々照る光線で撮影した。
このときの赤石岳も盟主の風格を感じさせた一枚である。