HOME
「日本の山」シリーズ 33

TOP

霧氷林投影 
      田代池(上高地)から

ハッセルブラッド 500CM   プラナー80o
 厳冬期の上高地は2m程の積雪の中を歩くが春、夏、秋の喧噪と違い静けさに包まれている。
上高地へは、車の場合は沢渡からタクシーかバスで中の湯まで行き、ここ釜トンネル入口から歩きになる。
10数年前はトンネル内の暗闇をヘッドランプを点け上り路面が凍ているのでアイゼン装着していたが、新トンネル開通後は舗装され照明点灯でその必要もなく以前より快適に行かれる。
新トンネルを抜けると一面は白銀の世界になる。夏道と同じ道を歩くが、冬季は積雪量や吹雪があるので当然、厳冬期の装備が必然である。スノーシュ(かんじき、ワカンと同類で登山靴に装着してガニ股状で歩く)を装着すると新雪のなかも負担少なく歩ける。
 厳冬期のテント機材一式の荷も上高地までは平坦な道なので加重負担も比較的気楽である。
また、現在は中の湯周辺の温泉旅館やペンションから車で送迎してくれるので日帰りで上高地周辺からの穂高連峰や幻想的な霧氷林を楽しむことができ、一日中いても飽きない。