「富士山写真館」シリーズ16 

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遠 望 富 士 
     

ハッセルブラッド 500CM  プラナー250o
 奥穂高岳(北アルプス)から

 北アルプス奥穂高岳(3190m)の日本山岳標高は1位富士山(3776m)、2位北岳(3193m)次いで3位である。
 この作品「遠望富士」は、日本山岳標高は1位富士山を左に、2位北岳を右に望んで3位奥穂高岳から撮影した作品です。

奥穂高岳へは、上高地から3時間で横尾に着き、横尾から涸沢経由して5時間半ほどで穂高岳山荘に着く。さらにここから50分で奥穂高岳山頂に到着する。奥穂高岳からは槍ヶ岳(3180m)、北穂高岳(3106m)、涸沢岳(3110m)、前穂高岳(3090m)の眼前に3000m級の穂高群に囲まれている。ここからは富士山、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳などが遠望できる。

 撮影地奥穂高岳へは早朝日の出前の撮影のために穂高岳山荘を真っ暗iいなかを出発した。ヘッドライトの灯りを頼りに一歩一歩、慎重にハシゴやクサリを手探りにしながら登って行く。昼間時でも慎重を要するがなお一層気を張り詰めて行く。
ここ奥穂高岳山頂には自分以外だれ一人いない。日の出前の10月の底冷えであるが三脚を据付て感激の一時を待った。