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「外国の山岳」シリーズ.9

厳冬のマッターホルン(4.478m)  
      スイスアルプス/ゴルナーグラードから

ハッセルブラッド 500CM   ゾナー250o

 アルプスの多くが広大なヴァリスの山々に集まっている。4,000mの中心が形の良いマッターホルン(4,478m)である。
 ゴルナーグラードへは1898年に開通したツエルマットの登山鉄道駅から乗る。登山電車はツエルマットを後にフィンデルバッハの谷を鉄橋を渡る。リッフェルアルプ駅、リッフェルベルク駅を過ぎ、ローテンボーデン駅に着く。この駅近くには、逆さマッターホルンで有名な山上湖リッフェルゼーがある。(冬季だとこの周辺は広大なスキーゲレンデになり老若男女がのんびり滑降している)
ツエルマット駅から45分でまもなく終点駅のゴルナーグラードに到着する。ここの展望台(3130m)からは、スイス屈指の迫力あるパノラマが広がる。
アルプス最高峰モン・ブラン(4807m)の2番目に高い山モンテローザ(4634m)や右にリスカム(4527m)、カストル(4226m)、ポリュックス(4091m)、ブライトホルン(4164m)、クラインマッターホルン(3818m)へと続く。さらに右方向には孤高の山マッターホルン(4,478m)であり、ここからは峰々の眺望を楽しませてくれる。
ここでも温暖化の影響かゴルナー氷河をはじめ氷河後退が進んでいる。
 夏期には期間限定で日の出前出発のサンライズ特別車を発車し、日の出時の4000mの峰峰のドラマを見ることができる。

この作品は昨日までの降雪で見えかった厳冬期のマッターホルンを早朝の束の間の寸光を撮らえた一瞬でした。