THE ROLLING STONES
LICKS JAPAN TOUR 2003

TOKYO DOME公演にあたり
2階スタンド席の後ろもステージ真横の席もビッチリ埋まった東京ドームを見たのは何年振りだろう?前回、98年の「Bridge To Babylon」JAPANTOURは土曜日の公演こそ埋まったが、平日公演は、日本公演で初めて空席が目立った。初物好きのにわかファンが消え去り本当のファンしか行かなかったせいなのか?それとも元々、公演回数が多かったせいなのか?景気低迷によるチケット売上不振が原因なのか?は判らない。でも今回は主催者側が公演を土日の2公演のみに絞って組んだ事、そしてNEW ALBUMのプロモーションTOURではなく40年を振り返るTOURだった為、話題が広がり古いファンが会場に再度、足を運んだ事による「FULL HOUSE」だったと思う。しかもドーム公演にありがちな、各人のファン熱狂度による観客間の温度差も少なかったような気がする。武道館で卒倒され、この東京ドームではどう仕掛けてくるのか。個人的にはそこに大きく期待していた。


3月15日(土) TOKYO DOME
Set List
01. Brown Sugar
02. Start Me Up
03. You Got Me Rocking
04. Don't Stop
05. Rocks Off
06. You Can't Always Get What You Want
07. Bitch
08. Can't You Hear Me Knocking
09. Tumbling Dice
10. Slipping Away
11. Before They Make Me Run
12. Sympathy For The Devil
13. It's Only Rock'N Roll
14. Little Red Rooster
15. Midnight Rambler
16. Gimme Shelter
17. Honky Tonk Women
18. Street Fighting Man
19. Jumping Jack Flash
  - encore -
20. Satisfaction


 大きな会場には大きなセットが構えてあった。毎回、マーク・フィッシャーのデザインには感心させられる。ただスタジアム級の会場のステージセットや演出ではU2と共に世界最高峰を極めたストーンズもSHOWが終わってみれば今回の演出面は花火も少なく、バルーン人形も無く、スタジアム用の特別セットは馬鹿でかいステージ後方の可動式スクリーンとB-STAGEのみというシンプルなステージになった感じがした。前回のTOURで好評だったB-STAGEは更に後ろに設置されていたと思う。それだけ音のみで勝負すると言うことなのだろうか?
 今日も定刻より40分程遅れて「Brown Sugar」が鳴った。それからはストーンズ・クラシックのオンパレード。盛り上がらないわけがない。ミックのパフォーマンスはスタジアムでより一層煌めく。キースも声が出ない分、ギターを引っ掻き動き回る。演奏はミスが目立つが、気合いを感じる。セット・リストは有名曲ばかりで、武道館と横浜アリーナの使い回しのような印象だが、ドームで聴くとまた別物になるから驚き。個人的に、この日も最高だった「Midnight Rambler」を例に挙げても武道館と、この日のB-STAGEでは曲の質がかなり違って感じる。他、日替わり曲に関しては「Bitch」がキマった演奏で格好良かったし、武道館では演奏されなかった「Gimme Shelter」を聞けた事等は、この日の収穫だった。リサ・フィッシャーの迫力も相変わらず凄い。ただ最後の「Jumping Jack Flash」「 Satisfaction」の2曲位は「これで生ストーンズを見るのは最後?」と考えてしまい泣きそうな程だった。今回の公演を見る限り奇跡?とも思えるほど最高で現役ロックバンドを証明できるステージだったが次、5年後に来るとしたら65歳・・・。さすがに・・・。と思ってしまう。出来るだけ早い時期にもう1回でもいいから日本で見たいと切に願う今日この頃である。
 
 最後に来日公演が決定した時にはあまり騒ぎにはならなかったがこれだけ人が集まり、尚且つ観客間の温度差が少ないコンサートになったのはベスト盤「Forty Licks」の功績だろう。そしてシアター・アリーナ・スタジアムと会場により選曲を変化させたことも今回のツアーの成功要素の大部分であることも間違いない。ミック、キース、チャーリー、ロンありがとう!




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