・子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方
小学校で、「家庭教育学級」ということで、臨床心理士の先生※が来られて、大人と子どもとのコミュニケーションを
見直すことによって、子ども、親自身を尊重する解決方法を見つける・・・と言う目的で、お話しを聴いてきた。
うちの子は自分のことを自分でできない、約束しても守れない、どんなに言い聞かせても全然ダメ、効果なしとイライラしたこと・・・
子どもを責めたり、そんな自分にうんざりしたこと、ないですか?
ロールプレイ(母親、子ども、と配役を決めて、実際に会話をしてみる)をしながら、子どもからのお話しの聴き方のポイントがよくわかった。
★聴き方のポイント
・関心を持って聴く姿勢・・・ささいなことでも聴いてあげることで、気持ちは違う方向へ行き、腹立ちもなくなったりする。
・うなずき・相づちをする・・・相づちを打つことで自然とお話しをしだす
・子どもの気持ちを言葉で表現する
・子どもの望みを言葉で表現する
大切なことは、「どうしてこうなったの?」など問い詰めることはしてはいけないのです。
アドバイスも気持ちを受け止めてないときは、子どもにとっても攻撃になる。
★ケンカの対処法ー子どもに考えさせる
・問題点の指摘の仕方・・・子どもを責めずに問題となっていることを言い表す、気持ちや期待することを言い表す
・子どもに考えさせるキイワード・・・「どうしたらいいかな?」
ケンカをしているとき、気持ちが高まっているときは、能力も出せない、冷静になれば、人の立場になって考えることもできる、
ということは、何が問題でケンカになったのか、方向付けをして子供同士で話し合いをさせることに導くことが大切だということです。
子供同士のけんかでも、両方が納得できる話し合いが、すごく大切で、母親は両方の意見を聞いて、方向付けをし、議長になる。
兄弟のいない子どもたちでも、学校へ行けば、近所に出れば、お友達がいて、集団の中で、色々と問題もでてくるけど
大人がどのように、対処するかによって、子ども達が自ら話してくれるように、方向付けすることが、本当に大切なんだということが、わかった。
※臨床心理士の先生
中野早苗先生・・・大人と子どものコミュニケーションを見直す活動を、親・教師を対象に、カウンセリング、コンサルテーション、ワークショップ、公園などの形で行っている。現在、神奈川県内の中学校のスクールカウンセラーとして活躍中。
最後に、毎日の生活の中で、子ども達のケンカに口出しをしすぎているし、問い詰めたり、責めたりもしている・・・
たくさん反省することがあると、しみじみ感じました。そうそうできることではないかもしれないけど、
出来る限り、実行してみるのが大切だと思うので、ちょっと頑張ってみよう〜。
2004.1.16記