古い町並みが次から次ぎへと消えていきます。 たまたま通りかかった中から、できればこのまま残しておきたいと思う町並みを集めてみました。
残念なことですが、個人財産である以上 それぞれの所有者の事情もあり やむを得ない事なのでしょう。
小売の店や喫茶店がポツポツと点在し、 昔は人通りの多い商店街だっただろうなと推察できる、ほのかな名残を漂わせています。 |
フッとある家の屋根を見たら鳩がいた。 瓦と同化し、決して飛び立つことなく いつまでもこの家の平和を見守るために 居るのでしょう。 | 料理屋の看板が出ていますが、随分由緒がありそうな建物です。 |
壁が崩れかけた土蔵。ナント中は コインランドリーでした。 |
千種区古井ノ坂一帯は、昔「常世の草香島」と呼ばれあちこちから清泉が湧き出でており、後に井となり、元古井の地名の起こりになったといわれる。 その跡が 今も高牟神社の境内に残っている。 この少し南にサッポロビール名古屋工場があったが、この「元古井の名水」をひいていたそうだ。 また、この付近一帯は、尾張物部氏の集落(古墳時代で千種区では一番古い集落)の一画といわれ、村人たちの農具や武器を集めた倉が、後に高牟神社になったといわれている。 |
こちらは まだ現役の商店街。でも店じまいした所も随分見受けられます。
一番左の写真の建物(逆光でうまく撮れてませんが)は、相当な年代と重みを感じます。
(この写真は1998年頃に撮ったものですが、2001年6月に訪れた時には、無くなっていました)
形ばかりの規制で、部分的に原形はとどめているが、武家屋敷門の中に白亜のマンション、粋な黒塀の隣に近代的なガレージ、年代ものの倉の前が有料駐車場など、いにしえの町並みとしての面影はすっかり無くなってしまった。
『部分的に』の範疇ではあるが、さすが老舗 「加茂免」や「香楽」などは キチッと白壁町らしい趣きを保っている。
立派な武家屋敷のすぐ隣に、 こんな庶民的な長屋もある。 面白いコントラスト |