武蔵大学OBによるJAZZバンド「ニューオールリンズフェロウズ」のルーツ
武蔵高校出身者の話によると、高校の中にすでにJAZZの仲間がいたようで、バンドが編成されていたという。ただそれがどれほどのレベルかは誰も知らない。これが伝統(伝説?)たる所以であろう。確かにラッパやクラ、トロンポーン、バンジョー、ドラム、ベースはいたようだが、ずっと続いたわけではないらしく、先輩に尋ねても決して得意がらず、多くは語らない。
この中の数名が武蔵大学に進みそこで細々やっていたようだ。メンバーの中にはプロに転向した人や、はるかニューオールリンズに修行に行った先輩もいた。
1962年(昭和37年)に我々(このページの製作者)が入学してから伝説の先輩たちが顔を見せ、「同じクラスのお前たち、今から名前を言うからJAZZバンドをやれ!」と指名されて全くの素人だけでバンドを組まされた。当時小生はすでに高校時代の仲間とJAZZバンドをやっていたので、先輩と共演しているうちに「キミ、彼らの指導をせよ!」といわれ参加したが始めはまるでヒヨコであったのが2,3年するうちにどうやら形ができ、アルバイトなどで小遣いを稼ぐくらいに成長した。
その後このジャンルのJAZZバンドの世界では屈指のクラのテクニシャン須藤君(故人)も入部し、バンドは各大学との交流(国学院・東海大学などのほかTBSラジオにも出演したり)を深め、早稲田VS武蔵といった最盛期を迎える。卒業後はそれぞれサラリーマンになって別れたが、約40数年後、再びバンドを組むことになった。今では先輩や更なる後輩、一緒に練習した当時の他校の友人も参加して和気あいあいのハッピーバンドになっている。
<伝説バンドのメンバー>
Tp:大岩秀夫 Cl:宮本節夫 Tb:水野了輔 Dr:常安直隆 Pi:山田正昭 星野寿彦:Bj Tp:前田康雄 荒井潔:B
Cl:田村基央 B:吉原盛昭 どのような編成だったかは不明。
<S36年〜41年の頃のバンドメンバー:全員同期・同世代>
Tp:北沢元朗 Tb:瀬尾悠紀雄 Cl:坂本秀一 Pi:板野茂登子(故人) :Bj:桐原正和 Gui:佐藤至
Bass:久保田博 Dr.:後藤晃利 Sax:橘克彦 Cl:永谷正詞(現、銅鑼の大将) Mang:樺島昭



写真は(左)前列:橘、北沢、永谷、瀬尾 (中)前列:橘、永谷、後列:左瀬尾、右北沢 (右):須藤(故人)、瀬尾
<後輩たち>
Cl:須藤真(故人) Tp:森定省 Bass:羽富博行 Dr.:冷泉直隆 Tb:寺田文夫(故人) Tb:中村正彦(故人) がいた。現在では、Gui:高瀬恒夫 Tp:吉田広邦のほか、Tub:市川、Bj:鈴木などの諸君が我々と同ステージで活躍している。
<現在のバンドメンバー>
Tp:北沢 TB:瀬尾 Cl:橘 Pi:小暮 Gui:高瀬 Bass:荒井 といった各層色彩豊かなメンバーで毎月平均2回、北沢氏のオフィスで練習を重ねている。
バンドカラー、スタイル
主としてニューオールリンズスタイルを中心にしている。派手でキー展開が細かいシカゴデキシースタイルはめったにやらない(チト難しい)。手本バンドはKid Oryバンド。メロディ展開は比較的やさしいが、トロンボーン主役のバンドカラーを出すには一見やさしそうに見えても実は大変難しい。
どの曲でも独特のスライドワーク、移動ドでいう「ファの#」音の出すタいミングは絶妙で、曲の終盤の盛り上げ方は独特。きれいな音でのメロディックな演奏を心掛けている。
●最近はジャズに拘らず、耳にやさしいポピュラージャンルもこなします。パーティー、懇親会などご希望に応じ出演します。
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