平和堂
・ユーカリ林・伊勢湾台風殉難者慰霊の碑・お墓いろいろ・猫洞池・秋に咲く桜
千種区から名東区にまたがる総面積147㌶の墓地公園。
うち墓苑は26㌶。
戦災復興事業の一環として 中区を中心とした二百七十九寺の墓を、猫ヶ洞池の東に移転し墓地公園を作った。現在はおよそ19万9千基の墓石がある。
墓地公園とはいえ、墓地自体の占める割合は全体の5分の1 程度。他は公園となっている。
特にマボロシのオリンピック・メインスタジアム予定地であった公園南部は「名古屋市内にも こんなところがあったのか」と思うほど、自然が残されている。 (と、以前は書いていたのですが '98年頃から公園整備がすすめられ きれいにはなったのですが、自然はずいぶん後退してしまいました)
春の花見、秋の紅葉をはじめ、四季を通して散策には絶好のスポット。
公園の東部、一番高いところに“平和堂”がある。
昭和十六年、日中戦争のさ中 日本と中国の平和を祈って 名古屋市民が 南京へ十一面観音を贈り、そのお礼に 南京 から木造 4m 金色の千手観音(写真中)が 贈られてきた。
これがまつられており、春・秋の彼岸の間に開帳される。
4つの外壁面のレリーフ(写真右)や、4隅に立っている像もなかなか面白い。
この 平和堂の前で、毎朝6時半から このあたりを散歩する人たちが ラジオ体操を行っており、わたしも 時々参加している。
平和堂の正面階段下や道路を挟んだ東側は、梅がとても きれい。
この周囲も 最近公園として整備されたが、かえって自然の良さが無くなってしまった。
その後、名古屋南部で大勢の人が犠牲になったことを知った。
(中)政秀寺・平手政秀の墓。隣に総見寺があるが、織田信長の墓があるという話は聞いたことがない。
(右)個人(○○家)の墓。
休日はもちろん、平日の早朝から 釣りを楽しむ人が多いが、あまり釣れているのを見たことはない。
山崎川の源は
この猫洞池です。
珍しいと思ったのですが、愛知県の小原村というところでは群生している とのことです。